今まで、人間寿司を描いてきました。これからも描いていく話ではあります。

たまたま今日の午前に時間があったので、日本の現状を色々な資料をもとに調べてました。僕などは立場が安定しない職業や、性格的なものもあり、かなり危機感や恐怖に対しては敏感です。

日本の現状や、将来的な先行きに関しては、ホラーより現実の方が怖いです。

これに対して、前々から気になっていて、今日さらにかなり問題意識を強く感じました。

そこでうさぎ猫を使い描くことで、今の社会の辛さを緩和する、モルヒネみたいな作品が今の社会には必要だと感じました。

かつて、アンリマティスは、肘掛け椅子に腰掛けている気分みたいな作品を目指していると言っていました。

私自身は現在の社会不安や、恐怖に対して、自分自身の緩和もふくまれていますが、モルヒネみたいな作品が必要な気がします。

人間寿司のキャラのうさぎ猫ではありますが、かつての支配的な地位だった日本と同じように追われて、地位が弱ることもあると思います。

常に強いものがいつも強いとは限りません。うさぎ猫の人間寿司が出てこない、世界観を描くことによって、今の日本が必要なものを浮き彫りにして、モルヒネのような鎮痛剤をしばらく描いてみようと思います。